職場の上司と折り合いが悪い、この状態なんとかできないかな?
ただでさえ仕事で大変なのにこんなことに余計なエネルギー使わなくてもよくならないかな?
こういった悩みに効く本がありました。
1. 職場の人間関係の悩みを改善する方法
・カードを取り戻す
・課題を分離する
2. 人間関係で疲れないための考え方
・世界はどこまでもシンプル!
今回使用したのは、岸見一郎さん・古賀史健さんの共著『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』です。
アドラー心理学とは、
- 他者を変えるためではなく、自分が変わるための心理学
- スティーブン・R・コヴィー氏の著作「7つの習慣」でもアドラー氏の思想に近い内容が語られている
- 「人を動かす」や「道は開ける」で知られるデール・カーネギー氏にも大きな影響を与えたと言われている
- 上記書籍はどれも世界的ベストセラーとなっている
そんな自己啓発における世界的メンター達に影響を与えまくったアルフレッド・アドラー氏の思想を、一冊にギュウッと凝縮してあるのが本書です。
本書内で、
アドラー心理学は自分が変わるための心理学とのこと。
そして自分が変わることで、
「人はいま、この瞬間から幸せになることができる。」
と説きます。
瞬間で幸せになるってなんだかスゴ過ぎですよね。
魔法の様でワクワクします。
ですがやることは、魔法ではなく考え方の変革。
そんなスゴい考え方、アドラー心理学。これにあやかり職場の人間関係からくる悩みもサクッと解消しちゃいましょう。
職場の人間関係の悩みを改善する方法
カードを取り戻す
じつは、あなた自身が上司との折り合いが悪くいるために、○○という状態を続けている。
通常は、上司がそういう対応をしてくるから折り合いが悪い。
つまり、○○という状態の為に結果として折り合いが悪いと考えがちです。
原因(からの)⇒結果 (原因ありき⇒自分の力ではどうにもならない)
これは人付き合いにおけるカードが相手にある状態。
そうではなく
目的(結果)達成の為に⇒自分が原因をつくっているという考え方。これがカードが手元にある状態です。 つまり、自分次第でどうとでもコントロール可能な状態。
目的に焦点を当てることで、カードを取り戻した状態となります。
あなたが○○を改善するべく、一歩踏み出すのです。
人付き合いにおけるカードを手元に取り戻し、あなたの意志でカードを切りましょう。
課題を分離する
初めに知っておかなくてはならないこととして、上司のあなたに対する対応は変わらないかもしれません。
なぜなら、あなたに対する対応を変えるかどうかは上司が決めることだからです。
つまり上司の課題です。
現状を変えるという選択をするか否か。これがこちらの課題です。
しかしその結果、対応を改めるかどうかは上司が決めること。改善するのか、現状維持なのか、はたまた悪化させるのか。選択権は上司にあります。
「私が頑張って改善したんだから上司もきっと改善してくれるだろう」と期待するのはやめましょう。改善されなかったときに気が滅入ったり、なんだクソッ!と上司への怒りが湧く原因になってしまいます。
相手の課題はあくまでも相手のもの。こちらは介入できません。ならば、相手のリアクションは気にしないと割り切っちゃいましょう。
自分の業務を遂行することだけに集中し、そのために必要な最低限のコミニュケーションを取ります。
こちらの課題:折り合いが悪い上司と関わる
上司の課題:こちらに対するリアクションを選ぶ
こちらの課題は、折り合いが悪い上司と関わることだけです。
それに対するリアクションがどうであろうと、気にする必要はありません。
どんなリアクションであろうと、客観的に事実として受け入れましょう。
人間関係で疲れないための考え方
全てのことはシンプルでしかない
じつは、何が起きようとそれってひとつの現象でしかありません。
今日は晴れてうれしかった。明日は雨で外出するのが憂鬱だ。
これらは大気中に起こっている現象でしかありませんよね。
それを見て何かかしらの意味をくっつけているのは私たちです。
そしてどんな意味をつけるかは人によって違います。
晴れてうれしい人もいれば、苦手なイベントが中止にならなくてへこむ人もいることでしょう。
肝心なことは、感じていることは人それぞれでも起きていること自体は同じということです。
どう感じるか、それだけの違い。
相手がどのような対応をしてこようと、まぁこんなもんか程度に考えれば、案外それで終わる話だったりもします。
シンプルに考えるだけでだいぶ気が楽になったりするのでおすすめです。
まとめ
1. 職場の人間関係の悩みを改善する方法
・カードを取り戻す
・課題を分離する
2.人間関係で疲れないための考え方
・全てのことはシンプルでしかない
私たちは客観的な事実は動かすことができません。
しかし主観的な解釈ならばいくらでも動かすことができます。
大事なことは、悩み事は自分次第で解決するということ。
悩み事をつくりだしているのは他でもなく自分自身です。
実はそこには自分にとってなんらかの都合が良い目的があります。
自分で変えられることに注力して、無駄な労力を使うことを避けましょう。
主体的であることがより良く生活していくために必要です。
そして本書ではなぜそれが重要なのかということが目の前でホロホロと紐解かれていきます。
興味のある方は実際の書籍をご覧になってみてください。
それでは、また!
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