読書ってなんのためにするの?
読書すると何かいいことってある?
こういった疑問に答える本をみつけたので紹介します。
著者の本田直之さんは、
- 日本の実業家
- レバレッジコンサルティング株式会社の代表取締役
- シティバンクなどの外資系企業を経ている
- バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く
- 現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行い各社の社外取締役や顧問などを兼務
- 年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅しながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送っている
要するに、現役バリバリで成功している実業家の方です。
そんな本田直之さんの著書「100倍の利益を稼ぎ出す ビジネス書「多読」のすすめ レバレッジ・リーディング」。その中から個人的に心に響いたところをピックアップしてお話します。
1. 読書をする目的は「リターンを得る」ため
2. 読書のメリット5選
3. 効果的な読書方法
読書をする目的は「リターンを得る」ため
読書をする目的は「リターンを得る」ためです。
成功したい、前に進みたい、自分の状況をより良くしたいといった思いがある。けれどどうしたらいいかわからなくて行き詰
まっている。そのきっかけを読書からつかむ事が目的となります。
読書からリターンを得られる理由
なぜ読書でリターンを得られるのか、理由は2つあります。
- 本には先人たちの経験がつまっている
- “できる”には“知る”が必要
それぞれ見ていきましょう。
本には先人たちの経験がつまっている
あなたにとっては未経験でも、世の中には既にその道を通って来た人もいます。そういった人生の先輩方が先に何年、何十年と掛けて知ったこと、気づいたこと。その知識、経験が本にはまとめ上げられています。自分がたどり着きたい目標に対し、こう始めてこうやったらこうなったよを最初の時点で知ることができます。先人の方々がしてきたのと同じ苦労をする必要がなくなります。始めから攻略本を持った状態でゲームに臨むことが可能になるということです。
“できる”には“知る”が必要
ある物事をできる状態になるためには、やり方を知っている必要があります。目的地に辿りつくために、まずその道のりを知る必要があるんですね。もちろんですが、知っているだけで実際に進まなければ到着することはできません。“知る+やる=できる”です。最短でできるようになるための大事な要素である“知る”。それを読書でまかなうことが可能です。
これらの要素があるために読書からのリターンが期待できます。
読書=練習という話
ビジネスパーソンにおける読書は、スポーツ選手における練習と同じです。スポーツ選手の場合、一流の選手であればある程、日々の練習は欠かしません。試合で良い結果を出すために、日々練習を積み重ねます。練習で身につけたスキルを実戦で用いて、さらにレベルアップをします。そしてまた練習を積み重ねていきます。これをビジネスパーソンの場合に置き換えてみましょう。まずは日々のビジネス(試合)を振り返り、課題を発見します。それを読書(練習)で補い、次のビジネス(試合)に活かします。それを繰り返しどんどんとレベルアップしていきます。
そもそも忙しくて本を読んでいる時間がないんだけど
たしかに。日々忙しくしているのに、新しいこと始めたら一日24時間じゃ足らないですよね。
足せないならば引くのはどうでしょう。
5分でも10分でも既存の何かをやめて読書時間に変えてみては。
たとえ一日5分でも30日続ければ150分になります。半年続ければ900分(15時間)です。そうやって少しずつでもレベルアップしていくことが大事です。前にさえ進められればゴールには近づきます。
読書をする目的は「リターンを得る」ためです。読書からのリターンを活用して現状を脱して行きましょう。
読書のメリット5選
本を読むことでのメリットは多々ありますがここでは、ビジネスにおける効果に絞ってお話させて頂きます。
他人の経験を疑似体験できる
本には先人の経験が記されています。読むことで何をきっかけにどんなことが起きたのか、触れることができます。
1,500円→150,000円になる
本一冊が約1,500円とすると、活用の仕方次第で150,000円の利益になって帰ってきます。これは実際に著者やその知り合いの事業家の実績から見積もったおおよその額とのこと。つまり100倍のリターンです。ポイントは目的をもった読書。一冊の本から今の自分に必要なエッセンスを抽出しビジネスに活用する。それを日々累積することで大きなリターンを見込めるようになります。
時間が増える
日々忙しくしている方、時間がないと嘆く方、いらっしゃる事と思います。その中にはやり方を変えることで大きく改善できる方もいらっしゃる事でしょう。一日は24時間と決まっています。読書を通じて時間の使い方を知ったり、本当に大事な事に集中できるようになることで時間が増えたのと同等の効果が期待できます。
結果を出すことに集中できる
本からはあなたの目的に対するやり方を学ぶ事ができます。先人の方々が試行錯誤した過程、結果が綴られています。本を読む事で、本来その方法にたどり着くためにかかったであろう時間をまるっと短縮できます。あなたは成果を出すことにのみ集中すればいいというなんともありがたい時短が発生します。
自分の中の常識を更新できる
世の中は日々変化し続けています。そのため、何もせずそのままでいると自分の中の常識が古くなり通用しなくなります。変化する世の中に対して古いままの常識に頑なにしがみつくのもおすすめできません。なるべくこまめに自分の中の常識を更新する必要があります。
効果的な読書方法
読書の効果をより大きくするためには、多読がおすすめです。文字通り、本を多く読みます。
そんなことできる時間ないなぁ
そこで活躍するのが本書で紹介されているレバレッジ・リーディングです
これは自分にとって必要な情報のみを拾い上げ、実践に活用するための読み方です。必要のない情報はバッサバッサ切り捨てて読みません。一冊を読み終えるスピードが格段に上がります。同じ時間でも読める冊数が格段に増えます。多数の先人方々から特定の情報のみを抽出します。読めば読むほど、実践に使えるベースが貯まっていきます。
まとめ
1. 読書をする目的は「リターンを得る」ため
⇒読書から先人の経験をゲットし、現状をよくするきっかけをつかむ。
2. 読書のメリット5選
⇒読書にはいいことが詰まっている。先人と同じ道を一から進むことをやめ、その先を歩む。
3. 効果的な読書方法
著者が提唱するレバレッジ・リーディングを活用することで、読書からのリターンを最大限にする。
本書ではレバレッジ・リーディング実践の具体的な方法や、ネット・リアルそれぞれの本の選び方・活用方法など、多彩なコンテンツが載っています。気になった方は実際の書籍を是非ご覧になってみてください。
それでは、また!
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